関節の水を抜くと癖になる?2014.3.18
「水を抜いたら癖になって何度でも抜かなければならなくなるのでは?」と心配される方は多いですが、間違いです。水が溜まるのは、風邪をひいた時に鼻水がでるのと同じような現象です。関節内の炎症が強いとき反応性に滲出液(関節液)が溜まるのです。鼻をかんで鼻水をだしても癖になることはありませんね。また、鼻水を出しても風邪が治るわけではありません。風邪が治れば鼻水も出なくなるのと同じで、水が溜まっている部分の炎症を治すことが重要で、炎症が治まれば自然に水は溜まらなくなります。
ではどんな時に水を抜くのでしょうか。
1.水がたまり過ぎて、痛みが強く、深く曲げることが困難になった場合
2. 貯まっている液体が水(浸出液)か、血液か、膿(感染症)か、などを見分けるため
3.軟骨保護剤(ヒアルロン酸)などを関節内注射するとき、薬剤の効果を高めるため。
炎症を治すための治療方法は、患者さんによって違います。当院では患者さんにあった適切な治療を行いますのでご相談ください。
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