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【そもそも「痛み」とは何?】

以前にも触れている話題ですが、定義が2020年に変更されたので今回はその話をさせていただき、すこし広げたいと思います。

痛みというものは定義としては、国際疼痛学会というところが「実際の組織損傷もしくは組織障害が起こりうる状態に付随する、或いはそれに似た感覚かつ情動の不快な体験」と定めています。

なんかややこしいし、どういうことだろうって思いますよね…
つまり、体を傷めたときだけでなく、ケガがなくとも痛い、嫌だと感じたら痛みであるということです。

この嫌な気持ちがあるかどうかというのはヒトのように高等な脳を持っているからこそ感じるものなのです。

嫌な気持ちになるならこんな「痛み」なんてないほうがいいじゃないか!?
そんな声が聞こえてきそうです。

では高等な脳がない脊椎動物の祖先であるナメクジウオや虫であるハエの幼虫はどうなのでしょう?
これらはケガをさせるような刺激(侵害刺激といいます)を与えると逃げるような動きをします。ですが、それはその刺激を与えた時だけです。
つまり次に同じ相手(捕食者)が同じ刺激を与えてくるだろうと予想できないのですね。

ヒトなどの動物がこれらと違う点は、相手(捕食者)にケガをさせられたとき、「嫌な気持ち」、「ケガした後も痛い」という記憶を持っていることになります。
これにより同じ相手(捕食者)がきたときに逃げられるようになっています。
また痛いからこそ治すための行動(病院に行くなど)を行い、体の問題を治すようになります。痛みが無かったら本当に動けなくなってしまい、命を落としてしまうまで無茶をしてしまいますよね…

痛みというものは生きていくうえで体の赤信号を教えてくれる大切なものなのです。

ただこの赤信号が壊れてしまうことがあります。
そのお話はまた今度行いますね…!to be next time!